板持(いたもち=富田林の地域の名前)地域で、生産されている海老芋。
板持海老芋。
つくっている農家さんは6軒ほどだそうで、京都などに出荷されています。意外と地元富田林でも食する機会はないのですが、今回、すこしですが分けていただくことができました〜!
少量なので、みなさんに食べていただくことはできませんが、じないマルシェブースに展示します〜〜
●旬:10月(〜12月頃)
唐の芋を土寄せしてエビのように曲げたものをえび芋というそうです。
えびいもは、里芋の一種で、品種ではなく栽培方法の違いにより作り出されるものだそうです。
●主な産地:富田林市
なにわ特産品の中でも生産量が最も少なく貴重なえびいもは、その独特の栽培法により、最高級のさといもと言われ、珍重されています。形が海老に似ていることから、その名前がついています。棒だらとの炊き合わせ「いもぼう」は高級料理として有名です。
●一口メモ「えびいものルーツ」
えびいもは別名京芋とも呼ばれる京野菜の代表格ですが、江戸時代初期に九州より持ち帰った唐ノ芋を京都の料理屋の初代当主が栽培したのが始まりだと言われています。しかし、海老のような曲がりは農家の技によって作られたものです。大阪の産地である富田林市の板持(いたもち)には明治初期にその技術が伝えられ、表土が深く有機質を多く含んだ、排水がよく、かつ適度な湿り気を持つ肥沃な土地でえびいもの栽培に適していたのでしょう。今でも、板持のえびいもは本場京都へ出荷されています。
大阪産応援プロジェクト《えびいも》